LEICA M6, SUMMILUX 50mm F1.4,
Fuji RMS,F8 1/500

ソビエトの前衛美術雑誌「レフ」
の表紙のまねをしてみた、本物は
もっとずっとかっこいいのだがま
だはるかに及ばない。

 絵や写真などをやっている方なら分かると思うが、人それぞれ作っているうちに必ず取り上げる対象物が決まってくるものだ。俺はおねえちゃんしか撮ったり描いたりする気にならないとか、やはり男はメカだとかいろいろあると思うが、どうも僕の場合、昔建築をやっていたせいかトラス病にかかっているらしい。
 特に水平垂直のしっかりした構造物をスーパーワイドの画角でとらえたものだとか、ロシアアバンギャルドの旗手、アレキサンドリア・ロトチェンコがやっていたような短縮遠近法(遠近法を極端につけて下からあおるように撮る)で撮った工業プラントや重工業プラントなどの写真を見るとしびれてしまう。今はすでに夢になってしまった、機械文明による輝ける未来という幻想を今でも夢見ているからかも知れない。だから市販されている工業製品だけで安価でかっこいい住宅を大量に供給するという構想のプロトタイプであるチャールズ・イームズの住宅プランや、内装がそのままメカニックの機能美にあふれているピエールシャロウの住宅なども惹かれてしまうのだろう。
 でも不思議なのは同じ考えで出来ている筈のものでもレンゾ・ピアノ(日本にある建築だと関西国際空港などが有名です)など最近の人がやっているものには惹かれないのはそこにもう「テクノロジー=輝ける未来」と言う幻想が破れてしまっているのが見えてしまうからかも知れない。


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